"無邪気なリスク"を乗り越えて──ベトナムビジネス9年目の選択と成長
- Daisuke Neigisi
- 4月10日
- 読了時間: 2分
ベトナムでのビジネスは、思っている以上に“ドラマ”がある。
私たちhansryvnは、このたび長年お世話になっていたL'USINE(ルージン)とのパートナー契約を終了しました。
この選択は簡単ではありませんでしたが、私たちが描く未来に必要なステップでした。
今回の契約終了の背景には、賃料の値上げや一方的な契約変更など、こちらの合意を得ないまま進められた事情があります。現場マネジメントはベトナム人が担当しており、ここがポイント。ベトナムビジネスの“あるある”でもありますが、重要な意思決定を任せた先で想定外の事態が起きることは少なくありません。
しかし、私たちはその全てを“学び”ととらえ、次のステージへと進みます。
今回、私たちが新たに再タッグを組むのは、創業初期にご縁をいただいたQuanBui。初心に立ち返り、本当に信頼できるパートナーとともに、再び挑戦します。
実は、私たちの決断を知ったAmaiのオーナーからもお声がけいただきました。嬉しいことです。けれど、今回の選択は「信頼」と「未来への布陣」を重視した結果です。
ここで少し余談を。移転後、なんとルージンサイドから「やっぱり戻ってきてくれないか」という連絡が入りました。
もちろん、無邪気な申し出だということは理解しています。でも、私たちは前を向いて進むと決めたのです。ビジネスは感情ではなく、信頼と未来への投資で成り立つものですから。
ベトナム人の“無邪気さ”に悩まされることもあります。でも、それを乗り越えてきたからこそ、今、私たちは世界で勝負できるチームになりました。日本でやるよりも何倍も大変。でも、何倍も学びと成長があった9年間でした。
今のhansryvnは、日本人観光客を引き寄せるブランドへと成長し、周辺の店舗にも好影響を与えられる存在になりました。だからこそ、目先の利益に流されるのではなく、持続可能な価値創造を選んだのです。
「逃した魚はでっかいぞぉ〜」というのはまさに今回の話(笑)。
私たちは、これからも“本物の信頼”をベースに、ベトナムというフィールドで挑戦を続けていきます。
支えてくださる温かいクライアントの皆さま、そして未来のビジネスパートナーの皆さま。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
Tomorrow Future株式会社
代表取締役 根岸 大輔
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